やる気が出ない心身に活力を【「自律神経の乱れ」を整えるおすすめの秋の野草②】

夏の厳しい暑さが和らいでいき、
少しずつ過ごしやすくなっていく一方で、

「なんだか頭がぼーっとして集中できない」
「何もやる気が起きない…」

と感じていませんか?

それは、心と体がエネルギー不足になっているサインかもしれません。

秋は、夏の間に蓄積した疲労が表面化しやすい時期です。

この記事では、
大自然の力を借りて
心身に活力をチャージする、
秋にぴったりの野草たちを厳選してご紹介します。

自然の恵みから、心身の健やかさを取り戻す知恵を見つけていきましょう。

心身に活力を与える秋の野草

日々の不調は、大自然の恵みによって和らげられるものが多く存在します。
秋に収穫・利用できる5つの野草を、その薬効成分とともにご紹介します。

 クコ:大地のエネルギーを凝縮したパワフルな実


クコは、古くから薬用として重宝されてきたナス科の植物です。初秋に、滋養強壮や疲労回復に役立つとされる鮮やかな赤い実をつけます。この実は、漢方薬の「枸杞子(くこし)」としても知られています。

  • 薬効成分:抗酸化作用を持つゼアキサンチンや、肝機能のサポートに関わるベタインが豊富に含まれています。
  • 収穫できる場所・環境:温暖な気候を好み、日本全国の河川敷土手海岸林縁などの日当たりの良い場所でよく育ちます。
  • 安全で手軽な活用術:乾燥させたクコの実は、そのまま食べられるほか、お粥やスープ、杏仁豆腐などの料理に使えます。また、乾燥クコの実5~10gを熱湯で数分蒸らすだけで、クコの成分が溶け出した健康的なお茶を手軽に楽しめます。

 シソ:心を落ち着かせ元気をチャージ


シソ
は、日本の食卓でおなじみのシソ科の植物です。主に夏に最盛期を迎えますが、栽培品種によっては秋も収穫できます。

  • 薬効成分:爽やかな香り成分であるペリルアルデヒドには食欲増進や消化を助ける働きがあり、抗アレルギー作用を持つロスマリン酸や、ポリフェノールのルテオリンには心身を落ち着かせる効果が期待できます。
  • 収穫できる場所・環境:家庭菜園で栽培されることが多いですが、自生しているものも見つけることができます。自生しているシソは、畑の隅道端空き地川べり人家の近くなど、日当たりが良く水はけのいい場所に生えています。栽培されていたものがこぼれ種で広がったケースが多いです。
  • 安全で手軽な活用術:薬味として生で利用するほか、天ぷらやおひたし、和え物など、さまざまな料理に活用できます。特に、赤シソで作るジュースは、クエン酸が豊富で疲労回復に役立ちます。

 タンポポ:大地の根が秘める無限の活力


タンポポ
は、日本全国どこにでも自生しているキク科の多年草です。春から秋にかけて花を咲かせ、強い生命力を持っています。

  • 薬効成分:根には水溶性食物繊維のイヌリンが豊富で腸内環境を整えます。また、肝臓の働きを助けるコリンや、利尿作用を持つタラキサシンも含まれており、体のデトックスをサポートします。
  • 収穫できる場所・環境:道端河川敷空き地など、厳しい環境にも耐えて自生します。
  • 安全で手軽な活用術:タンポポの根を乾燥・焙煎して作る「タンポポコーヒー」は、ヨーロッパで古くから親しまれてきました。ノンカフェインなので、就寝前でも安心して飲めます。秋に収穫した根をよく洗い、細かく刻んで天日干しにした後、フライパンでじっくりと焙煎して作ります。

 メヒシバ:体の中から活力を取り戻すイネ科の底力 


メヒシバ
は、畑や庭、道端など、日本の温暖な気候の場所に広く自生するイネ科の一年草です。生命力が強く、一般的には雑草として扱われることが多いです。

  • 薬効成分:利尿作用を促すサポニンや、抗炎症作用を持つゲニポシド酸が含まれているとされ、過去民間療法では体内の余分な水分を排出してむくみやだるさを和らげるのに使用されていました。
  • 収穫できる場所・環境:道端など、日本の温暖な気候の場所に広く自生しています。特に水はけの良い砂地でよく見られます。
  • 安全で手軽な活用術:除草剤が散布されていない場所で採取し、よく洗って天日干しにしたものを煎じてお茶として飲む方法があります。

 アカザ:胃腸を整えて活力を呼び覚ます


アカザ
は、畑の隅や道端などに自生するヒユ科の一年草です。新芽や若い葉は食用として利用され、秋には紅葉します。

  • 薬効成分:胃腸の働きを助けるサポニンや、抗酸化作用を持つカロテンが豊富に含まれており、消化吸収を促して食欲不振や胃もたれといった不調を改善するのに役立ちます。
  • 収穫できる場所・環境:畑の隅道端などに自生しています。
  • 安全で手軽な活用術:新芽や若い葉を茹でてアク抜きし、おひたしや和え物、炒め物などに手軽に利用できます。特有のぬめりとほろ苦さがあり、栄養価の高い食材として古くから親しまれてきました。
【注意】
これらの植物を利用する際は、専門家に指導や書籍等の記載に則って、自己責任で行うようにしてください。また、アレルギーや体調の変化を感じた場合はすぐに使用を中止してください。

そもそも「自律神経」とは?

自律神経とは、呼吸や血圧、心拍、体温など、意識せずとも体内の生命活動を自動で調節する神経系です。ストレスや疲労、不規則な生活などによって自律神経のバランスが乱れると、体調不良が起こることがあります。自律神経は、活動時に働く「交感神経」と、休息時に働く「副交感神経」の2つからなり、この2つがシーソーのようにバランスを取りながら機能することで、体を最適な状態に保っています。

一般的な定義や説明は上記のようになりますが、
そこから深掘りして、私はこの「自律神経」を以下のように捉えています!

:自然(宇宙)
:リズム・調和・ハーモニー・仕組み(法則)
:神(カミ)・いのちの大元
:道・路・経路とそのめぐり

つまり、

自律=自然(宇宙)のリズム
神経=神(いのちの根源)の道とそのめぐり

自律神経を整えるということは、
私たちのいのちの大元の力を自覚して、
めぐりを整え、自然(宇宙)のリズムで生きる
ということだと、私は理解しています!

そういう意味で、
私は「野草」と共に暮らすことを、
これからの時代の新しいライフスタイルとして提案しています。

効果効能だけに着目しすぎると、
なかなか「いのちの領域」を自覚するのが難しくなります。

思考も知識も手放して、
白よりも白い、真っ白な心で野草と関わる。

大自然のエネルギーを受け取り、
自然(宇宙)と一体となった本来の自分を生きる。

そんな意識で、野草と関わっていただけたらと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。
次回は「心身に活力を取り戻す」秋の野草たちをご紹介します。

野草×発酵ライフ
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